エロサイトを閲覧していると「たくさんのエロ広告が表示されて邪魔!」と思った経験があると思います。
特に画面全体に表示されるポップアップ広告(インタースティシャル広告)、画面に追従してくるオーバーレイ広告は邪魔ですよね。
広告会社も商売ですので、できるだけ人の目に留まるように配置して多くの人に広告を見てもらう必要があります。
同じくサイト運営者側もサーバー維持費・運営費を稼ぐ必要がありますが、より多くの資金を稼ぐためにその流れに乗るのは当然の流れです。
しかし、閲覧ユーザーはできるだけ広告は少ないほうがいい(ゼロがいい)と思っています。
その兼ね合いで行き過ぎた広告表示が、閲覧ユーザー邪魔に感じるのは仕方がないことだと思います。
自身もエロサイトを運営してる管理人としては広告を表示して見て頂けるとありがたいのですが、いちエロサイトユーザーとしてはたくさん表示される広告が邪魔な気持ちはよくわかります。
また、最近は少なくなってきているものの一時期ワンクリック詐欺用の広告が横行していた時代もありました。
そのため「エロサイト=リスクがある」と思うユーザーが一部存在するのも、その気持ちも理解できます。
そこで今回は閲覧ユーザー側に立ってエロサイトに表示される邪魔な広告をブロックする方法をご紹介します。
この記事は以下の疑問を持った方におすすめです。
広告をブロックするメリット・デメリット
広告をブロックすることにメリットはあるのはわかるけど、デメリットってあるの?って思う方がほとんどだと思います。
しかし、一部明確にデメリットが存在していますので、広告をブロックする際には注意が必要です。
広告をブロックするメリット
広告が表示されない
一番恩恵を感じられるのが広告が表示されないことだと思います。
閲覧ページに広告が表示されないことで、無駄なものを表示させずにページを閲覧できます。
トラッキングを防止できる
ブラウザにはCookieというWebサイト閲覧情報(行動履歴、訪問回数、ログイン情報など)を保存する機能が備わっています。
Cookieを使用することで広告に閲覧ユーザーが好みそうな広告を表示させることができるのですが、広告をブロックすること(厳密にいえば広告ブロックの恩恵)で、こういった情報を渡さないようにできます。
近年、Cookieはプライバシー保護の観点からも規制する動きが強まっており、ブラウザもCookieを使用する際は許可を求めるようになっています。
読み込み時間向上・データ通信容量の削減
広告を表示させないことで、広告画像・データ読み込みによる遅延・データ通信容量が削減できるため、ページの表示速度が向上します。
スマートフォンユーザーの方は、データ通信容量が減ることで通信制限にかかる負荷を下げることもできます
悪質広告を除去できる
一昔前と比べて少なくなってきましたが、エロサイトにはワンクリック詐欺に誘導する広告などの悪質広告がいまだに存在しています。
誘導広告自体をブロックできるため、被害に会う可能性が軽減されます。
広告をブロックするデメリット
個人情報が流出する恐れがある
広告ブロックの拡張機能、アプリには一部悪質なツールが存在することがあります。
Chrome拡張機能にAdBlockの偽ツールが配布されており、使用したユーザーの個人情報が流出した恐れがある事件が実際にありました。
使用する際には正確な情報を得て安全なツールを使用するようにしましょう。
ページレイアウトが崩れる
一部のサイトは広告をレイアウトに含んでおり、表示されないことで形が崩れてしますことがあります。
実害はありませんが、よく見るサイトなら使用感が悪くなるため不便を感じるかもしれません。
広告ブロックがあると見れないサイトがある
広告ブロックを検知することで、ページ全面にポップアップ警告が表示されてページが見れないサイトがあります。
これは広告収益で運営しているサイト運営者からは、広告をブロックしているユーザーは顧客ではない(サーバーに負荷をかけるだけの存在)という考えから、広告ブロックをブロックするという現象が起きています。
利用サイトが収益不足で閉鎖する恐れがある
広告をブロックして非表示にすることでサイト運営者の収益が減ってしまい、サーバー維持費やメディア管理費などが払えなくなってしまうことになります。
それによる影響で、普段見ているお気に入りのサイトが資金難により閉鎖してしまう恐れがあります。
エロサイトで表示される広告をブロックする方法は?
ここからはエロサイトに表示される広告を実際にブロックする方法をご紹介します。
ブラウザ機能でブロックする
普段使用しているブラウザの機能を使用して広告をブロックする方法です。
こちらは一部広告をブロックできますが、完全にはブロックできないので他と併用するのがおすすめです。
PC
Google Chrome
Google Chromeの標準機能では一律の広告ブロックはできませんが、一部のサイトで有害広告のブロックを行う設定があります。
1. Chromeのメニュー「設定」⇒「プライバシーとセキュリティ」⇒「サイトの設定」をクリックする
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2. 「その他のコンテンツの設定」タブを広げ、「煩わしい広告」をクリックする
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3. 「煩わしい広告や誤解を招く広告が表示されることがわかっているサイトで広告がブロックされます」にチェックを入れる

スマートフォン
iPhone(Safari)
iPhoneユーザーは、iOSの標準ブラウザであるSafariには標準で広告ブロック機能はありません。
ポップアップ広告をブロックを防止する設定ができます。
1. 「設定」⇒「Safari」をクリックする

2. 「ポップアップブロック」にチェックを入れる
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Android(Google Chrome)
Androidユーザーは、Google Chromeを使うことで、PCと同様にポップアップブロックと一部サイトでの広告ブロックを行うことができます。
1. Chromeのメニュー「設定」をクリックする

2. 「サイトの設定」をクリックする
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3. 「広告」をクリックする
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4. 「煩わしい広告や誤解を招く広告が表示されることがわかっているサイトで広告がブロックされます」にチェックを入れる

拡張機能・アプリでブロックする
現在はブラウザ標準機能ではほとんどの広告をブロックすることができませんので、他のツールを併用するのをおすすめします。
PCではブラウザ拡張機能、スマートフォンではアプリをインストールして広告をブロックします。
代表的な広告ブロックツールを3つご紹介します。
AdBlock
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AdBlockは、Chrome拡張機能で63,000,000ユーザーが使用しているメジャーな広告ブロックツールです。
使用方法も簡単でお使いのブラウザの拡張機能にインストールするだけで、ほとんどの広告をブロックしてくれます。
AdblockPlus
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AdblockPlusは、Chrome拡張機能で43,000,000ユーザーが使用しているメジャーな広告ブロックツールです。
使用感はAdBlockとほとんど変わりませんが、こちらは日本語対応しておりません。
ADGUARD
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ADGUARDは、Chrome拡張機能で14,000,000ユーザーとユーザー数はAdblockやAdBlock Plusより少ないですが、両者の半分程度のメモリサイズで動作するため軽量です。
また、AdblockやAdBlock Plusは有名なため、Youtubeなどの大手サイトは一部対策されていますが、こちらはまだ機能するためおすすめです。
広告が表示されないブラウザを使用する
最初から広告を表示しないよう開発されているブラウザを使用することで広告をより確実にブロックすることができます。
Brave
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Braveは、Google Chromeと同様のUIを持ち、最初から広告が表示されない機能を持つブラウザです。
アメリカ発でセキュリティ性が高く、既に世界で5000万人以上のシェアを誇っており、最初はPC向けに公開されていましたが、今ではスマートフォンにも対応しています。
インストールするだけでデフォルトで広告がブロックされて快適なページ閲覧が可能になるので、余計な拡張機能、アプリを入れる必要がありません。
Braveはウェブ上の広告をすべてカットする代わりに、自社が提供する広告を独自に配信(任意)し、それを表示した閲覧者に対して、仮想通貨BAT(ベーシックアテンショントークン)を配布する仕組みも提供しています。
広告を配信する側も見る側もWIN・WINになれるおもしろい仕組みです。
ここでの広告を配信する側とはサイト運営者のことではなく、Brave運営のことを指します。
ここからは少しサイト運営者目線のお話になります。
このブラウザを使用されると閲覧ユーザーに広告が表示されないので、デメリットしかないのでは?と考えると思います。
しかし、完全にメリットとは言い難いですが、サイト運営者にも閲覧者が貯めた仮想通貨BATを善意で寄付してもらう機能が存在しています。
こちらは強制ではなく、寄付してもらえることはほとんどないため、サイト運営者からしたら今のところ他の広告ブロックツールと変わらない存在ということになります。
広告を完全にブロックすることはできない
ここまでいくつかエロサイトの邪魔な広告をブロックする方法をご紹介しました。
しかし、広告会社も商売ですので、近年広がっている広告ブロック対策で日々新しい広告表示方法を模索・開発しています。
海外大手サイト(Youtube、Facebookなど)では、すでに広告ブロック対策を行っており、一部の広告ブロックツールを貫通して広告が表示されています。
個人運営サイトは広告ブロック対策にそこまで労力をかけられないので、基本的には問題無く使用できますが、今後個人が使用するアフィリエイター用の広告会社でも対策が行われる可能性も十分あります。
広告ブロックは現在違法ではないので、これからもいたちごっこの状態が続くと思われます。
サイト運営者の方で「広告ブロックがアフィリエイトにどのような影響を与えるのか」について詳しく知りたい方はよければ以下の記事もご覧ください。